ぐんま脳損傷者
地域拠点
プロジェクト

地域の中に高次脳機能障害のある人が
自発的に安心して通える
居場所を作りたい

お知らせ

自助グループcocokara

  • 2025年2月は、第2週の日曜日、9日に行います。
  • 場所は、元総社町第10区区民館(旧 元総社町78区区民会館)です。いつもと違いますので、ご注意ください。
  • 内容は、①近況報告や話したいこと、②吉沢京介さんによるヒューマンライブラリー、の予定です。
  • 高次脳機能障害のある方や家族、支援者だけでなく、高次脳機能障害のことを知りたい、関心があるという方ならどなたでもご参加いただけます。

ヒューマンライブラリー
COZY対話カフェを
取り上げていただきました

上毛新聞に記事が掲載されました
記事全文 上毛新聞社提供 
2025年1月14日付


脳損傷者地域拠点プロジェクト  
居場所づくりや情報発信

高次脳機能障害「正しい理解を」
 
 病気や事故で脳が傷付くことで発症する高次脳機能障害の当事者や家族を支えようと、前橋市の任意団体「ぐんま脳損傷者地域拠点プロジェクト」が県内で居場所づくりや情報発信に取り組んでいる。記憶や注意、感情のコントロールに問題が生じ、社会生活に支障が出る同障害。経験談を語ったり、相談やリハビリができたりする場を設けることで、当事者以外にも正しい理解を広げたい考えだ。
 同障害は脳梗塞や脳腫瘍といった病気、交通事故や転倒などで脳が傷付くことで発症。障害を広く知ってもらおうと、会長で作業療法士の繁野玖美さんが中心となり、2022年にプロジェクトを立ち上げた。
 情報発信の一環で始めたのは、当事者が「本」役として語り手となり、聞き手の「読者」と対話する「ヒューマンライブラリー」形式の集い。昨年12月には同市内のカフェで、吉沢京介さん(35)が経験を話した。
 人と関わることや楽しませることが好きだった吉沢さん。海外旅行を楽しんだり、家族の誕生日会を企画したりするなど充実した日々を送る中、高速道路上の事故で頭蓋骨骨折などの重傷を負い、高次脳機能障害になった。
 事故後、感情のコントロールが難しくなり、親しい人が離れていったり、仕事を辞めたりすることもあったという。結婚や就職もしたが、生きづらさは今でも残る。吉沢さんは「一人でも多くの人に障害について知ってもらうことが自分の人生を広げてくれる」と参加者に訴えかけた。
 プロジェクトは、同市古市町で相談やリハビリができる居場所「cocokara(ココカラ)」も運営している。繁野さんが話を聞き、個人に応じた支援やリハビリを勧めている。
 繁野さんによると、同障害は外見で分かりづらく、したくてもできないことが怠けのせいだと誤解されたり、退職やいじめにつながったりすることがある。医療や福祉の現場で見逃され、適切な支援を受けられない当事者もいる。
 繁野さんは「誰もが突然なる可能性がある。知っておくことが今悩んでいる人だけでなく、自分や家族がなった際の助けになるかもしれない」と理解を呼びかけている。
(深沢千尋)

ぐんま脳損傷者
地域拠点
プロジェクトとは

ぐんま脳損傷者地域拠点プロジェクトのホームページにようこそ!


病気や事故などによって脳が傷つくと、何らかの高次脳機能障害を生じることがあります。


高次脳機能障害は外見からわかりにくく、医療、福祉、介護の現場でも障害を見逃されたり、適切な支援を受けられないことがあります。


高次脳機能障害の回復には時間が必要です。
3年、5年、10年と年単位でゆっくりと回復していきます。
このため、退院後の生活にこそ、高次脳機能障害のことを正しく理解した支援が必要です。


しかし、群馬には、住み慣れた地域でリハビリテーションを継続したり、同じ障害を持つ人と出会ったり、それぞれの希望にそった支援を受けられる場がほとんどありません。


ぐんま脳損傷者地域拠点プロジェクトは、地域の中に、回復と社会参加を支える居場所をつくるため設立されました。


ゆっくり、焦らず、地に足つけて、悩みや苦労を明日へのエネルギーに変え、それぞれの希望する未来へ 一緒に進んでいきませんか。


ぐんま脳損傷者地域拠点
プロジェクト 会長 繁野玖美

この事業は赤い羽根共同募金の助成を受けて実施しています。
Facebookでもお伝えしています

これは編集画面用のサンプルです。

「プレビュー」から実際の見た目をご確認ください。

ビジョンと
3つの柱

  • ビジョン

    〇 高次脳機能障害のある人と家族の”やりたい”を実現できる地域社会をつくる
    〇 障害のある人もない人も互いに励まし合える地域社会をつくる

    これらのビジョンのもと、身近な地域の中に、高次脳機能障害のある人の役割と味方が増えるよう、次の3つの事業を行います。

  • 1.情報発信

    高次脳機能障害についての情報を発信します。
    困っている人に今役立つ情報をお届けしたいと考えています。

  • 2.居場所 cocokara (ここから)の運営

    高次脳機能障害のある人の相談の場、社会参加と回復を目指す場です。
    「私たちのことを私たち抜きで決めないで」という想いを大切に、
    やりたいことを実現できるよう伴走します。

  • 3.ワークショップの開催

    高次脳機能障害のことを多くの人に知ってもらうとともに、症状への対応の仕方などをみんなで話し合いながら学ぶ場です。
    地域の支援者も、誰もが、困った時に気軽に相談し合える場を目指します。

  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

居場所cocokaraは
こんな場所です

ご協力のお願い

ぐんま脳損傷者地域拠点プロジェクトの趣旨にご賛同いただける方、一緒に活動していただける方、ご連絡ください。

無理のない、できる範囲のご協力で十分です。

多くの方にかかわっていただけることが助けになります。

暖かいご寄付もお待ちしております。


まずはお気軽にお問い合わせください。

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ぐんま脳損傷者地域拠点
プロジェクト会長
繁野玖美 プロフィール

学歴 
群馬県立前橋女子高校卒業
学習院大学文学部フランス文学科卒業
国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院作業療法学科卒業
南カリフォルニア大学大学院作業療法学専攻修士課程修了

職歴 
北海道立身体障害者リハビリテーションセンター 作業療法士
群馬整肢療護園 作業療法士
群馬大学医療技術短期大学部作業療法学科 助手
東京都リハビリテーション病院 作業療法士
世田谷区立総合福祉センター成人担当 作業療法士、係長
世田谷区立保健センター専門相談課高次脳機能障害相談支援担当 作業療法士、係長
三軒茶屋内科リハビリテーションクリニック 非常勤作業療法士
ぷらっとホーム世田谷 障害専門相談員
ケアセンターふらっと 非常勤作業療法士、高次脳機能障害相談員

資格 
作業療法士(認定作業療法士、高次脳機能障害専門作業療法士)
社会福祉士、介護支援専門員、障害者相談支援専門員

研究報告 
繁野玖美,筒井 順,福島輝子:高齢期にある高次脳機能障害者に対する作業療法アプローチ,作業療法ジャーナル55:1043-1046,2021.
繁野玖美,三村 將:記憶障害に対する訓練,MB Med Reha246:54-59,2020.
繁野玖美:注意遂行機能障害のリハ:地域でのアプローチ例,MB Med Reha153:16-21,2013.
繁野玖美:高次脳機能障害者の家族が抱える問題と対応,精神認知とOT2(3):196-200,2005.など